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石原慎太郎がおすすめ・推奨した本

政治家 / 作家 · 推薦 11冊 · 本人発言あり

MC1 Michael Gomez / Public domain 出典

石原慎太郎の本棚

11

モンテ・クリスト伯

アレクサンドル・デュマ

“もっと下世話に言うと、『モンテ・クリスト伯』で、引き裂かれた愛を踏まえて、巨万の富を得、数十歳年下の王女を彼女にしてだな、復讐を遂げ、最後は希望という名の船に乗って水平線に旅立っていく。いいじゃないですか。ああいうぬけぬけとした主人公、このころは誰も書けなくなっちゃったな。”

出典: 集英社 ↗

王道

アンドレ・マルロー

“アンドレ・マルローの『王道』の主人公、ペルカンなんていいじゃないですか。ジャングルの中で死んでいくとき、女との束の間の恍惚ののち“死、死などありはしない、ただこの俺だけが死んでいくのだ”と。官能的で、死ぬ寸前まで女を抱いて、男の死の行為を言いつくす言葉を吐く。”

出典: 集英社 ↗

草の花

福永武彦

“例えば戦後の日本文学の中で私にとって最も優れた恋愛小説と思われる福永武彦の『草の花』のラストシーン <中略> 愛ゆえの絶対な錯覚の美しさは時代を超えた今でも読み直す度においてのみ可能な恍惚感であって、現代の技術が与える便宜さにかまけた「物」を読むという作業が到底もたらしてはくれぬものに違いない。”

出典: 宣戦布告 ↗