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万城目学がおすすめ・推奨した本

作家 · 推薦 21冊 · 本人発言あり

万城目学の本棚

21

くっすん大黒

町田康

“その時はじめて町田康さんの『くっすん大黒』を読んだんです。その時はなんかわけがわからんぞ、と思って返却したのですが、半年経ってもあの本が気になるんです。こんなことはじめてだったので、ひょっとして傑作なんかも、と『夫婦茶碗』を読んでみたら、茶碗ウォッシャー最高!町田康すごい!となりました。”

出典: WEB本の雑誌(本の雑誌社) ↗

ぐりとぐら

中川李枝子、大村百合子

“幼稚園の頃は、なんていうんだろう、横に細長い絵本が家にいっぱいあって、それが好きだったことを覚えています。覚えているのは『はじめてのおつかい』、『しょうぼうじどうしゃじぷた』、『だるまちゃんとてんぐちゃん』、『たんたのたんけん』、『ぐりとぐら』…。”

出典: WEB本の雑誌(本の雑誌社) ↗

ポーカー・フェース

沢木耕太郎

“く船を見送って あとがき 書誌情報 読み仮名 ポーカーフェース 雑誌から生まれた本 小説新潮 から生まれた本 発行形態 書籍 判型 四六判 頁数 304ページ ISBN 978-4-10-327515-2 C-CODE 0095 ジャンル エッセー・随筆 定価 1,760円 書評 インタビュー/対談/エッセイ 著者プロフィール 判型違い 感想を送る 書評 「ポーカー・フェース」ではいられません 万城目学 1994年の夏、私は沢木耕太郎さんのエッセイをはじめて読んだ。 私は予備校生で十八歳だった。世間はコメ不足で騒がしく、安い予備校の学食のライスは輸入米に切り替えられ、改めて日本の米がうまいことを思い知らされた夏だった。 当時、受験テクニックを偏重する、予備校の現代文の授業が嫌いで仕方がなく、私はその授業の間は、講師の言うことを無視し、ひたすら「 新潮文庫の100冊 」を読むという行を自らに課していた。なぜ「新潮文庫の100冊」だったかというと、今と異なり、当時の100冊はかなり保守的なラインナップで、いわゆる名作どころを読んでみようというこちらの意図にぴたりと合致していたからである。”

出典: 新潮社 ↗

宇宙皇子

藤川桂介

“もちろん、社会人になってからも、小説家になってからも、シリーズものは読んでいる。しかし、司馬遼太郎や吉川英治や北方謙三や沢木耕太郎など、近年読み返したり、新たに挑戦したシリーズものは5、6巻あたりで完結がほとんど。ただのひとつも10巻超えはない。 翻ってあのころ――、高校生の時分、壁に変な具合に頭を預け、どれほど首まわりが窮屈な姿勢であってもドンドコ読書したタイトルを思い返してみたら(以下、私が高校生だったあたりの刊行&読書実績に基づく)、『帝都物語』シリーズ10巻、『宇宙皇子』シリーズ20巻、吉川英治『新・平家物語』16巻、山岡荘八『徳川家康』26巻、『銀河英雄伝説』シリーズ14巻……。”

出典: 文春オンライン ↗

花神

司馬遼太郎

“万城目 : 高2のときの現代文の先生が、「こういう本が面白いよ」と小説を紹介してくれる先生やったんです。そんではじめて純文学といわれるなかにも面白いものがある、と分かって。この先生、月に1冊、課題図書を出すんです。それを藁半紙1枚に、上半分にあらすじ、下半分に感想を書いて提出する。やりたい人だけやればいいし、面白くなかったらそう書いていい、という自由な課題だったんです。最初の課題図書が北杜夫の 『幽霊』 でした。なんかね、はじめてやったんですね。ストーリーで読ませるわけではないやつを1冊読むのは。でも味わいがある。切ないけれど余韻があって、だんだん何なんだこれは、となっていく。その先生から安部公房の『壁』や開高健の 『パニック・裸の王様』 も教えてもらいました。これらは非常に印象に残っていますね。 『壁』 なんかは、ちょっとカルチャーショックでした。こんなんがあるんか、という。発想の面白さを知りました。あとは司馬遼太郎を読みました。 『花神』 がいちばん好きで、何十ぺんも読みました。”

出典: WEB本の雑誌(本の雑誌社) ↗

項羽と劉邦

司馬遼太郎

“万城目 : 『銀河英雄伝説』 のヤン・ウェンリーの、ちょっとダメっぽい感じとか。いや、あれはどう考えても格好いいですね。 『項羽と劉邦』 の劉邦のダメっぷりは特筆に値します。あと井上靖の 『孔子』 も、今で言う「世界一偉大なニート」という感じで好きです。孔子自身は立派なのですが、この場合、結果がとことんダメなんです。かといって、太宰治のダメっぷりには、何も惹かれませんでした。”

出典: WEB本の雑誌(本の雑誌社) ↗

車のいろは空のいろ

あまんきみこ

“『車のいろは空のいろ』というのが好きで。タクシー運転手の話です。そのへんから、好みは今と変わらないです。日常の生活のなかで、ひょんとした拍子にヘンなところに行って、夢かどうか分からないまま、戻ってくる、という話が好きでした。”

出典: WEB本の雑誌(本の雑誌社) ↗

深夜特急 1 香港・マカオ

沢木耕太郎

“同じくこわい本で、沢木耕太郎さんの『深夜特急』がありますね。僕も、ものの見事にコロッとやられ、バックパック担いで、ポルトガルのサグレスにサグレス・ビールを飲みに行く羽目になりました。作品の中に、同じシーンがあるんです。別にビール好きでも何でもなかったんですけどね(笑)。”

出典: WEB本の雑誌(本の雑誌社) ↗

徳川家康

山岡荘八

“もちろん、社会人になってからも、小説家になってからも、シリーズものは読んでいる。しかし、司馬遼太郎や吉川英治や北方謙三や沢木耕太郎など、近年読み返したり、新たに挑戦したシリーズものは5、6巻あたりで完結がほとんど。ただのひとつも10巻超えはない。 翻ってあのころ――、高校生の時分、壁に変な具合に頭を預け、どれほど首まわりが窮屈な姿勢であってもドンドコ読書したタイトルを思い返してみたら(以下、私が高校生だったあたりの刊行&読書実績に基づく)、『帝都物語』シリーズ10巻、『宇宙皇子』シリーズ20巻、吉川英治『新・平家物語』16巻、山岡荘八『徳川家康』26巻、『銀河英雄伝説』シリーズ14巻……。”

出典: 文春オンライン ↗